現地時間4月27日、イタリア1部セリエAの第34節が行われ、ラツィオはホームでベローナに1-0の勝利。攻守に渡って躍動したサッカー日本代表MF鎌田大地の“アシスト未遂”のシーンに注目が集まった。
本拠地スタディオ・オリンピコでの試合。鎌田は3-4-2-1のダブルボランチの一角として5試合連続のスタメン出場を果たした。監督がマウリツィオ・サッリからイゴール・トゥドールに代わってからチーム内の序列と信頼が一気に変化した鎌田は、この日も中盤で絶大な存在感を発揮。後半開始直後には自らDFラインの裏に長距離ランニングで駆け上がってスタンドを沸かせた。
そして後半21分だった。相手のスローインを素早いダッシュで奪い取ると、そのままペナルティーエリアへ侵入。慌てて戻った相手DF陣を嘲笑うかのように、左サイドから中央へ、左足インサイドで絶妙のラストパスを送った。
コースだけでなくスピードもコントロールされた鎌田の“絶品パス”にフリー走り込んだのは元スペイン代表のペドロ・ロドリゲス。しかし、右シュートは枠外へ飛び、ペドロは頭を抱えて悔しがった。