4月20日、J1リーグ第9節が行われ、アビスパ福岡とジュビロ磐田の一戦は2−2の引き分けに終わった。両チームの“エース競演”となった中、磐田のFWジャーメイン良のダイナミックな得点が称賛されている。
第8節を終えて勝点10(2勝4分け2敗)の12位の福岡と、勝点9(3勝5敗)の13位・磐田との対戦。その前半30分だった。それまで劣勢だった展開の中で、1トップに入ったジャーメイン良が、後方からのロングボールに対して体を張って味方ボールに繋げると、そのままゴール前へ駆け上がった。
ここからが見せ場。右サイドでボールを受けたMF松本昌也がクロスボールを送り込むと、落下点に鋭く反応したジャーメイン良が、ファーサイドに流れながら身長182cmの体を投げ出してダイビングヘッド。ダイナミックなシュートをゴールに突き刺した。
さらに後半2分には、ゴール前のこぼれ球に反応して左足で2点目をマークした。この試合前の時点で得点ランキングトップの7得点をマークしていた男が、自身の29歳の誕生日(4月19日)を祝う2ゴール。今季9試合目での9得点で、早くも2ケタ得点にリーチをかけた。