■強行日程も…「試合は多いほうがいい」

 4月6日の土曜日に関東リーグ開幕戦を戦った南葛は、10日水曜日に横河武蔵野戦があり、そして14日の日曜日に第2節の東京ユナイテッド戦を迎える強行日程となった。

 だが、風間監督は「試合は多いほうがいい」と言う。多くの選手を使えるからだ。

 関東リーグ1部は10チームが参加して2回戦総当たりで行われるから、リーグ戦は18試合だけ。その他のトーナメントなどを入れても、Jリーグクラブなどに比べれば、試合数はだいぶ少なくなってしまう(実際、天皇杯予選の東京都トーナメントはすでに敗退してしまった)。

 風間監督が強調していたのが「プレーの速さを合わせる」「時計を合わせる」ということだった。

 トレーニングで行っているプレーの速さを追求したいのだ。だが、トレーニングでできても、それを相手からプレッシャーがかかる試合の場で再現できる選手とできない選手がいるのだ。それを、試合経験を積むことによって合わせていく。そのために、40人の選手に出場機会を与えながら行う。それが現在の南葛での最大のテーマであるようだ。

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