4月28日のサンフレッチェ広島戦で決まったゴールが日本サッカー界の歴史をまた一つ塗り替えた。川崎フロンターレFW小林悠が後半20分にゴールを決めたことで、そのリーグ通算ゴール数を140に。カズこと三浦知良(ポルトガル2部オリベイレンセ)と並んでいたが、単独7位の数字にしたのだ。
さらにこのゴールは小林らしいものとなった。前半、苦しい時間を過ごしたチームに勢いを与え、山田新の逆転ゴールへと流れを作っている。2-1とした直後に同点弾を受けたためにチームとしては勝利を掴めなかったものの、無得点試合が続いて苦しむチームに光をもたらした。観客席からのサポーターの声援も、背番号11の活躍に引っ張られるように大きくなっていった。
そんな小林について家長昭博も賛辞を惜しまない。先発フル出場した家長は、試合後のミックスゾーンで「まずはおめでとう(と言いたい)」と祝福を表し、「カズさん超えっていうのは本当に素晴らしい記録だと思いますし、それを間近で見れてることは幸せだと思います」とリスペクトにあふれる言葉を口にした。