■関根大輝はコンディション良好と説明
この重要な一戦に、大岩剛監督はどのような先発メンバーを送り出すのか。試合前日、指揮官は「全員が試合出場ができる状態で、選手もギラギラしてます」と状態を明かしたうえで、「しっかりと見極めながら、ただ先発メンバーだけじゃ試合を決められないので、途中からどれだけチームの力を与えられるかも見ながらメンバーを決めていきたい」と語っている。
そして、前日練習となった現地時間24日のトレーニングには23人の選手全員が参加。韓国戦から中2日で迎える試合と日程的には厳しいものの、負傷離脱者はいない見通しだ。
韓国戦前日の練習を欠席し、さらに、韓国戦でウォーミングアップをしていなかった関根大輝も23日の練習からフルメニューを消化。そのトレーニング後、「2戦目まで出て多少疲れてたので、うまく休めて、今日、動いてみても完全に疲労抜けてましたし、動き自体もけっこういい」と状態の良さを説明している。
とはいえ、韓国戦で指揮官は第2戦の先発メンバーから7人を入れ替えて挑んでいる。対戦相手に違いはあれど、準々決勝を見据えての起用だったことに間違いない。その点からも、このカタール戦には現時点での“ベストメンバー”とも呼べる11人を選択するはずだ。
まずGKは小久保玲央ブライアン。第1戦、そして第2戦で先発した新守護神が2試合ぶりにゴールを守る。韓国戦では野澤大志ブランドンが先発を務めたものの、PK戦の可能性もあったことも考慮されたはず。決勝トーナメントでのPK戦に備え“情報戦”が始まっていた証でもある。
小久保自身、23日の練習後に「開催国の相手を倒して優勝する最高のシチュエーションなのかなと思うので、楽しんでやっていきたい」と話して闘争心を強めている。