4月20日、J1リーグ第9節が各地で行われ、サガン鳥栖に所属する若き選手が見せた驚きのドリブル突破に注目が集まっている。
8試合を終えてまだ1勝しかできていなかったサガン鳥栖が鹿島アントラーズを迎えた一戦で、鳥栖は先手を取られる。前半11分にゴールを許してしまうが、同30分に同点に。そして前半アディショナルタイムには逆転に成功する。
迎えた後半、試合を決めたい鳥栖は追加点を欲していたが、それをもたらしたのは横山歩夢のドリブルだった。現在21歳の横山は、昨季から鳥栖に所属。世代別の代表にも召集されるなど、将来性豊かな才能は期待を寄せられていた。
その武器であるドリブルを、この試合でも存分に見せた。横山はこの試合をベンチから見守っていたものの、後半34分に途中出場する。そしてわずか1分後に、驚きのプレーを披露する。
相手陣内の左サイドのタッチライン際でボールを受けると、そこからドリブルを開始。この試合の先制点を決めた濃野公人と対峙し、縦に仕掛ける。そして一瞬で置き去りにすると中にキュンと入り込んで、ペナルティエリアへと侵入。そして中を確認したうえで左足からマイナスのパスを送り、最後は、逆転ゴールを決めたマルセロ・ヒアンが流し込んでゴールネットを揺らしたのだった。