アルゼンチンの名門ボカ・ジュニアーズが、創立119年を迎えるとともに発表した新たなサードユニフォームのデザインが大きな反響を呼んでいる。
1905年に創立されたボカ・ジュニアーズは、リーベル・プレートと並ぶアルゼンチンの人気クラブ。これまでに多くのタイトルを獲得するとともに、英雄ディエゴ・マラドーナがプレーし、彼が生涯を通じて愛したクラブとしても有名だ。日本人では、元日本代表FW高原直泰がプレーした経験がある。
そのボカのチームカラーと言えば「ブルー」と「イエロー」であり、これまで若干のデザイン変更はあれど、青ベースに胸元に黄色の帯が入るユニフォームが定着している。だが、新たに発表されたサードユニフォームは“ひと味”違ったデザインとなった。
1900年代、試合に敗れて新たなクラブカラーを決める必要に迫られた際、港に最初にやってきたのがスウェーデン国籍の貨物船だったという“起源”に敬意を表し、改めてスウェーデン国旗の十字を前面にデザインした。その上で、クラブエンブレムや胸スポンサー、バックプリントなどをシンプルかつスタイリッシュに配置し、実に“カッコいい”出来栄えとなっている。