■「彼を自由にさせないことが大事」

 その登里は現在、C大阪の主軸としてプレー。左SBというポジションは川崎時代と変わらないが、中盤に加わってビルドアップに参加するなど、その持ち味を新たに生かしながらプレーしている。その姿について聞くと、「彼が得意としているプレーだし、やっぱり頭がすごいいい選手なので、どこが空いてるかとか、どこにいればうまくボールが回るかってのをすごい考えながらやっている。すごく合っている」と話す。

 その登里が“らしさ”を発揮しているC大阪は、ここまでのリーグ戦を4勝3分と無敗で来ている。勝点15で順位は3位。その相手チームに対しても小林は次のように警戒している。

「全然負けてないチームですし、前線にいい選手もいますし、みんなやることがはっきりしてるチームだと思う。ノボリが中に入りながら、流動的にやっているんで、彼を自由にさせないことが大事かなと思います」

(取材・文/中地拓也)

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