ドイツ2部のフォルトゥナ・デュッセルドルフは3月27日、4月の試合で着用する特別ユニフォームを発表した。ホームタウンへの思いを込めたデザインや動画に、称賛の声が上がっている。
ドイツでは、地域と強く結びついたサッカークラブが多い。サッカー日本代表MF田中碧らが所属するデュッセルドルフも、そうしたクラブのひとつだ。
デュッセルドルフは、地元の人々とともに最高のクラブをつくっていこうと、「すべての人にフォルトゥナを」と題した運動を行っている。4月7日のブンデスリーガ2部第28節のブラウンシュバイク戦では、入場無料で多くの人を迎える予定だ。
その試合に向けて、クラブは特別ユニフォームを用意した。これもまた、地元との強い結びつきを示すものだ。
今季のホームユニフォームは赤と白で彩られているが、今回発表されたデザインは黒とグレーをベースにしている。胸の上部に広がるグレーのデザインは、よく見ると街の石畳であることが分かる。これは、デュッセルドルフの旧市街をモチーフとしているためだ。
背中にも、デュッセルドルフの街があしらわれている。背番号は、濃いグレーを明るいオレンジが縁取っている。表現されているのは、街を照らすネオンである。