J2舞台で生まれた“鮮やかな”オウンゴールが大きな話題を集めている。
3月24日に行われたJ2リーグ第6節、正田醤油スタジアムでのザスパ群馬対ファジアーノ岡山の一戦でのことだった。
両チーム無得点のまま前半を終えた後の後半開始直後の3分、群馬の左サイドからのスローインで始まった場面。DF中塩大貴がロングスローの構えからのフェイントで近くに投じたボールを受けたMF川上エドオジョン智慧が、カットインから右足で思い切りよくロングシュートを放った。
そのシュートは大きく枠を外れたが、低弾道のまま不規則な軌道を描いてボックス内の密集地帯でワンバウンド。これをクリアしようとした岡山のMF柳貴博が右足を振るも、狙い通りのところにヒットせず、クリアミスとなった。
これ単なるクリアミスだけで終われば良かったが、右足アウトに当たったボールは、鋭く、鮮やかなダイレクトボレーの形となってゴール方向へ。GKスペンド・ブローダンセンが右手で反応したが、弾き切れずにサイドネットに突き刺さった。