■2人が警戒する相手選手
そんな2人が警戒する相手選手はいったい誰なのか。松原は川崎の新エースストライカーの名前を挙げ、「エリソン選手は来て間もないのにすごくフィットしてるなってイメージがあります」と話す。
ただし、「川崎の前線の選手は本当にすごく強烈な選手が揃っているので、誰か一人に的を絞るのはすごく難しい。その破壊力のある攻撃の選手たちにいかに仕事をさせないかがすごく重要だと思う」とも付け加える。
対する大南は、「(横浜FMは)個人の能力が高い選手と違いを生み出せる選手がたくさん揃っていると感じるので、誰か一人を意識しすぎるとやられてしまいますし、そういう中で本当チームとしてしっかり組織的に守ることが大事」としたうえで、「個人的にはアンデルソン・ロペス選手と対峙することが多くなると思うので、強いて言うならそこを自由にやらせないのが大事」と強力3トップ全体を警戒しながらも、中央に構える背番号10とのイメージを膨らませる。
また、そんな選手を応援するサポーターとの共闘の気持ちも高めている。松原は、「サポーターの皆さんの声援は僕たちを後押ししてくれますし、(川崎戦は)水曜日だからもちろん仕事が皆さんあるでしょうけど、それを早めに切り上げてスタジアムに行きましたとか、1日休みを取ってこの日のために準備しましたって言ってくれる人たちも間違いなくいると思う。そういったサポーターたちの気持ちを汲むためにも、この一戦ってのはすごく重要になってくると思いますし、必ず勝ちたい」と言う。
大南は、「今回は日産スタジアムですけど、“等々力劇場”っていう言葉があるぐらい(川崎の)サポーターの声援は“これいけるな”っていう雰囲気にさせてくれる存在で、ピッチに入った瞬間にお客さんでいっぱいになってると力が入りますし、“絶対勝とう”っていう気持ちがより強くなるすごいありがたい存在。そういう人たちのためにも勝ちたい」と話す。