現地時間3月17日、オランダ1部エールディビジ第26節が行われ、AZアルクマールが4-0でフォレンダムに快勝した。ダメ押しの4得点目となった日本代表DF菅原由勢の鮮やかな直接FK弾が脚光を浴びている。
アジアカップに参戦した期間以外はスタメン出場を続ける菅原は、3月2日の第24節のスパルタ戦で今季初ゴールを決めると、その試合で負傷交代も続く同10日の第25節エクセルシオール戦ではアシストを記録して好調をキープ。迎えたこの日も右サイドバックの位置から攻撃に加わり、1-0の前半30分にはボックス内からの右足シュートでチーム2点目を奪った。
そして、3-0で迎えた後半31分だった。ゴール左前、約20mの位置で得たFKのチャンスに菅原が細かいステップから右足一閃。鋭いスピンがかかったシュートは、ジャンプした6枚の壁の上を越えると、そこから弧を描きながらゴール左上隅へ。相手GKミオ・バックハウス(日本名・長田澪)が一歩も動けない鋭い弾道をゴールネットに突き刺した。