伊東純也選手が魂の告白「6月のW杯二次予選には戻れるようにしたい。いつでも代表でプレーできるようにコンディションは整えています」サッカー誌初「肉声」独占入手②の画像
伊東純也選手が胸中を語った。写真/©️soccer critique

 3月14日、W杯2次予選・北朝鮮戦に臨む日本代表メンバーが発表された。その中には、一部週刊誌の性加害報道を受け、アジアカップ途中で代表から離脱した伊東純也選手の名前はなかった。伊東選手本人は、この決定をどう受け止めているのか。元テレビ朝日アナウンサーで現在、弁護士として活躍する西脇亨輔氏が貴重な肉声を入手した。

 フランスと日本で、「環境」になぜ違いが生まれるのか。それは「推定無罪」という考え方が社会にどれだけ浸透しているかによる違いに思える。
 スタッド・ランスのカイヨ会長は「推定無罪の原則」を強調して伊東選手の復帰を決めた。そして、そのことに対してスタッド・ランスのチームメイトもファンも、そしてスポンサーも、異を唱えたという話は聞かない。

アジアカップのベトナム戦では先発出場した。写真/©️soccer critique


 その背景には「推定無罪」が貫かれなかったことによる悲劇を、ヨーロッパサッカー界が経験してきた経緯もあるのだろう。
 2021年、元フランス代表DFでマンチェスター・シティのバンジャマン・メンディ選手は、複数の女性に対する性的暴行の罪で逮捕・起訴され、出場停止となったが、2023年1月までに、すべての罪について無罪となる。しかし、27歳から29歳までの2年の空白期間を経て、メンディ選手はマンチェスター・シティには戻れなかった。

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