サッカーのベルギー代表の新ユニフォームが発表された。同国を代表するキャラクターをモチーフとしたデザインに、世界中から称賛の声が上がっている。
今年は世界中でサッカーの大会が開催される。南米ではコパ・アメリカ、ヨーロッパでは欧州選手権(EURO)が開催され、多くの人を楽しませる。
コロナ禍において延期され、2021年に開催されたEURO2020では、イタリアが優勝した。今回で17回目の開催となる大会で、連覇を果たしたのは2008年、2012年大会を制したスペインのみ。イタリアはその困難なミッションに挑み、他国は虎視眈々と頂点を狙うことになる。
そうしたチームのひとつがベルギーだ。かつてFIFAの世界ランクで1位になったこともあるが、EUROを制したことはない。
前回大会はグループステージを全勝突破したが、準々決勝で涙をのんだ。その後、優勝することになるイタリアに1-2で屈したのだ。
ドイツで開催される今大会はスロバキアとルーマニア、そしてプレーオフを勝ち抜いたチームとグループEで力を競う。前回大会のリベンジと初優勝を狙う大会だ。
3月14日には、EUROでも着用する新ユニフォームが発表された。ドイツで力強く戦い抜くための戦闘服だ。
ホーム用ユニフォームは、おなじみの赤。だが、これまでなじみのある明るいものよりもエンジに近い。力強さを感じさせるカラーリングだ。
また、アウェイユニフォームも発表された。こちらは、より独特なデザインになっている。
ベルギーサッカー協会のホームページによると、モチーフとしたのは「タンタン」だという。ベルギーの漫画家エルジェによる世界的人気作『タンタンの冒険』の主人公だ。
世界中を冒険するタンタンといえば、茶色いニッカボッカに水色のセーターという姿がすぐに思い浮かぶ。今回用意されたベルギーのアウェイユニフォームは、まさにその姿をモチーフとしているのだ。
水色をベースに、タンタンと同じく白い襟がつけられている。これはホームユニフォームにはないものだ。さらにパンツは茶色。まさにタンタンとしか言いようがない。