J1アビスパ福岡に加入したイラン代表FWシャハブ・ザヘディ3月9日に行われたホーム・ベスト電器スタジアムの試合前のピッチに登場し、サポーターから大きな拍手と注目を集めた。
現在28歳のザヘディは、身長187cmの万能ストライカーで、昨年6月にイラン代表デビューを果たした実力者。これまでハンガリーやウクライナなどでプレーし、2021年からウクライナ1部のゾリャ・ルガンスクに所属しているが、ロシアのウクライナ侵攻に伴う国際サッカー連盟(FIFA)の特例措置によってイラン1部ペルセポリスでプレー。ACLでも得点を挙げるなど活躍していたが、今年2月に退団していた。
福岡がザヘディの獲得を発表したのは3月7日(契約期間は今年6月30日まで)。その2日後に“お披露目”となった。チームの新たな得点源だけでなく、Jリーグ初のイラン人選手としても注目を集める男は、堂々とした姿でサポーターの前に姿を現すと、「皆さんこんにちは。ここに来ることができて本当うれしく思っています。みなさんに喜んでいただける試合をできるよう、全力でプレーします。たくさんの勝利をともに分かち合いましょう」と英語でスピーチ。スタンドから大きな拍手を浴びていた。