■PK判定で「レッドカード」がイエローカードに

 すね当ての着用が義務であることは誰でも知っている。だが近年、極端に小さなすね当てを付け、ストッキングもすねの中央あたりまでしか覆わない選手が目についてきた。日本代表の中村敬斗選手もそのひとりだが、これでは、すね当て着用を義務付けた意味がなくなってしまう。そこで、すね当ての大きさなどについてのガイドラインがつくられるようだ。

 PK時のハンドの反則の文面は少しわかりにくいかもしれない。「得点または決定的な得点の機会を阻止する(DOGSO)」形でボールが守備側選手の手や腕に当たってしまったとき(意図的ではない)には、それが結果的にハンドの反則をとられても、他の反則(ファウルタックルなど)と同様、PKの判定が下された場合には、本来レッドカードとなるべきものを、一段下げてイエローカードとするというもの。もちろん、ボールに腕を伸ばしてゴールに入るのを阻止したような状況(意図的なハンド)にはレッドカードである。これまでも主審はそのように処理していたように思うが、今回の規定でそれを明確化したのだろう。

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