■枠内シュートは1本だけ
町田戦で鹿島が放った7本のシュートのうち、枠内に飛んだのは69分のDF安西幸輝の1本だけだった。右頬骨骨折を押して、フェイスガード姿で今シーズン初先発を話したFW鈴木優磨のシュートも1本。奮起を誓ったボランチ陣では、樋口雄太が放った1本だけだった。これではゴールも勝利も必然的に遠くなる。
いまだ改革半ばを強く印象づけた町田戦後には、鹿島は敵地に駆けつけたファン・サポーターから大ブーイングを浴びせられている。一敗地にまみれた常勝軍団は17日の次節で、2015年8月29日を最後に4分け12敗と、実に16戦連続で勝てていない天敵、川崎フロンターレをホームの県立カシマサッカースタジアムに迎える。
(取材/文・藤江直人)