J3ヴァンラーレ八戸が公開した“雪景色”が話題となっている。
日本の二十四節気で「冬籠りの虫が這い出る」という意味の「啓蟄」と呼ばれる3月5日、本州最北端である青森県をホームとするヴァンラーレ八戸が、正午ちょうどにクラブ公式エックス(旧ツイッター)を更新し、本拠地プライフーズスタジアムの写真を公開した。
ピッチレベルから撮影されたその写真には、スタンドの一部とともに、分厚い雪に埋もれたピッチが写っており、まさに一面“真っ白”の状態だった。クラブは「プライフーズスタジアム雪かきボランティア募集のお知らせ」と綴り、「現在、先日の降雪の影響でプライフーズスタジアムの天然芝、メインスタンド、芝生席には多くのが残っている状況です。このままでは試合開催に影響が出る恐れがある」として、3月9日、10日の除雪作業実施と協力を呼びかけた。
八戸市は青森県東部の太平洋側に位置した港町で、日本海側に比べて降雪量が少ないことで知られているが、2月27日に“ドカ雪”が降って3年ぶりに積雪が40cmを超えた。その後も雪模様の日が続き、現状では試合実施は不可能。3月13日に予定されているルヴァンカップ1stラウンド1回戦のツエーゲン金沢戦、さらに同17日のJ3リーグ第4節カターレ富山戦を控えている中、地元住民及びサポーターに“助け”を求めた形となった。