スペイン1部ラ・リーガで騒動となっている“幻の決勝ゴール”に対して、スペイン最大手のスポーツ紙『マルカ』が日本発の有名アニメ『キャプテン翼』を引用して話題となっている。
話題のシーンは、現地時間3月2日に行われたレアル・マドリード対バレンシアの一戦で生まれた。アウェイに乗り込んだレアル・マドリードが、先に2点を奪われながら2点を返して同点に追い付く展開。その後半アディショナルタイム、レアル・マドリードがCKのこぼれ球を拾い、右サイドからのブラヒム・ディアスがクロスにジュード・ベリンガムが豪快なヘディングでゴールネットを揺らした。しかし、その直前、ヒル・マンサーノ主審が試合終了の笛を吹いたため、劇的な勝ち越しゴールは無効になった。
この不可解なタイミングで吹かれたホイッスルに、レアル・マドリードの選手たちやカルロ・アンチェロッティ監督が当然、憤慨した。そして“レアル寄り”の『マルカ』も大きく取り扱い、公式エックス(旧ツイッター)上に“皮肉たっぷり”な映像を投稿したのだ。
その映像が、スペインでは『オリベル・イ・ベンジ』のタイトルで人気となっている日本の有名なサッカーアニメ『キャプテン翼』だった。その小学生時代の全日本少年サッカー大会決勝の延長前半、南葛SCの大空翼が必殺オーバーヘッドキックで明和FCのGK若島津健に弾かれながらもゴールラインを割ったが、その直前に主審が笛を吹いてノーゴールとなった有名な迷シーンを引用し、ベリンガムの“幻の決勝ゴール”と重ね合わせている。