3月2日に行われたJ1リーグ第2節で、柏レイソルは前年王者のヴィッセル神戸に1-0で勝利した。その試合で値千金の決勝弾を生んだ日本代表FW細谷真大の“スコーピオンパス”が話題を集めている。
敵地ノエビスタスタジアム神戸に乗り込んだ柏が、今後の戦いに勇気も与える“金星”を掴んだ一戦。0−0のまま試合が経過していった中で迎えた後半38分、最前線で動き回りながら体を張っていた細谷が“ミラクル”なプレーを見せる。
次第にオープンな展開となって来た中、相手陣内の右サイドに流れたルーズボールに対して、細谷が反応する。マークに付いていた神戸DFマテウス・トゥーレルの激しいプレスに遭って体勢を崩したが、簡単には倒れない。激しく相手と接触しながら最終的には前方に倒れむ形となったが、ここで諦めることなく右足ヒールでボールを弾き、前方のスペースへの“ナイスパス”を繰り出したのだ。
この細谷の“ミラクル”なヒールパスから右サイドを島村拓弥が抜け出し、中央へのクロスを木下康介が右足で合わせ、決勝ゴールとなった。