3月8日、日本中に、いや、世界中に悲報が伝わった。漫画家の鳥山明氏が逝去したのである。
『DRAGON BALL』や『Dr.スランプ』といった代表作は日本の子どもだけでなく、世界中の多くの人を楽しませ、そして、想像力を与えた。それは日本のアニメ文化を確かなものとしただけでなく、世界各地でそれぞれの感情や感性を生み出していた。
そしてそれは、サッカー界においても同様だ。セリエAの名門ACミランも公式エックス(旧ツイッター)に「悟空のように元気いっぱいな人生に挑んでいきます! 私たちはすべての時間を愛していた 鳥山先生、安らかに眠ってください」のメッセージとともに1枚のデザインを投稿している。
それは、選手2人がゴールパフォーマンスをする写真を元としたもので、そのパフォーマンスこそ『DRAGON BALL』中に登場する「ヒュージョン」という技だ。ピッチの上に立つ選手2人だが、顔と頭はその登場人物に変えられている。いかにイタリアでもその存在が偉大で、そして、影響力があったかを伝えるものとなっている。