【川崎の2人に聞いた、節目となる京都戦への挑み方(1)】FW小林悠は次戦でカズ超え140得点も 意気込みを聞くと“まさかの答え”が……昨年2戦連続弾も泰然自若の構えの画像
ジュビロ磐田戦で今季初出場した川崎フロンターレの小林悠 撮影:中地拓也

 3月9日、川崎フロンターレはJ1リーグ第3節として京都サンガF.C.戦を迎える。その試合で、大きな記録を達成しようとしている中で泰然自若の構えを崩さないのがFW小林悠だ。

 現在36歳の小林は今季でプロ15年目を迎える。その間、J1リーグ戦で重ねたゴール数は139で、これはJ1通算得点ランキングで7位タイにつけるものとなる。同じ順位で並ぶのがFW三浦知良で、1得点決めれば“カズ越え”という記録となる。

 小林は第2節のジュビロ磐田戦で今季の公式戦に初めて出場した。沖縄キャンプでも別メニューが続いていたが、磐田戦を前にした練習でチームに完全合流。そして早くも実戦復帰を果たしていた。

 3月4日、練習を終えてクラブハウスに戻っていく小林に久々の試合出場をしての現在のコンディションを聞くと、「ここから徐々に上げていければいいかなと思ってます。時間が短かったんでそんなにきつくもなかったですし、体も動いてるんでそのまま上げていければいい」と手応えを明かす。

 小林は昨年、京都を相手にホーム試合でもアウェイゲームでも得点を決めている。相性のいい相手であると話すと、「今言われるまで覚えてなかったんで、あんまり気にしてないです」とあくまで自分に矢印を向ける泰然自若の構え。「もちろんゴールでチームに貢献したいといつも思ってますし、自分が決めて勝てればいいなといつも思ってます」と言う。

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