■関根貴大が感じたこと
「今日はセンターバックで時間を作れましたけど、そこからというところが難しかった」
そう振り返るのは右ウイングを担った関根貴大だ。広島戦では左ウイングでスタートし、一時的に松尾佑介と左右を入れ替わったが、ヴェルディ戦では右サイド固定で前半をプレーし、後半は左インサイドハーフにポジションを移す形で、ヘグモ監督が”3枚替え”に踏み起きる後半16分までプレーした。
元々、関根と松尾の二人とも左サイドを得意とすることを指揮官も承知した上で、右のスペシャリストである前田直輝が体調不良という状況で、関根の方が右サイドをスムーズにこなせること、伊藤敦樹、酒井宏樹との関係性も作れていることが理由とみられる。
関根は広島戦に比べても「自分が抜け出たシーンもありましたし、右サイドで起点を作れたシーンもあったので入りとしては悪くなかった」と前置きしながら、ヴェルディの守備に対して、広島戦とはまた違った課題が出てきたことを認める。