【浦和レッズの勝利の鍵を握る両ウイングが躍動するために(1)】右ウイングの関根が感じたグスタフソンとの関係……広島戦とはまた違った課題に直面した中での画像
浦和レッズの関根貴大 撮影:中地拓也

 浦和レッズは埼玉スタジアムでのホーム開幕戦となる第二節の東京ヴェルディ戦で1ー1の引き分けに。前半42分にCKの流れからFW木村勇大のゴールでリードを許し、後半44分に大畑歩夢の獲得したPKをアレクサンダー・ショルツが決めて、何とか追いつくという流れだった。

 ペア=マティアス・ヘグモ監督が掲げる4ー3ー3はウイングが試合の鍵を握るが、開幕戦に続き、不発に終わった。しかも皮肉なことに、同点に導くPKは終盤、中島翔哉を左のサイドハーフに配置する4ー4ー2にシステムチェンジしてからもたらされたのだ。

 2−0で破れた開幕戦はサンフレッチェ広島に高い位置からマンツーマン気味の守備で、ビルドアップをはめられて、高い位置で大外に張るウイングが、高い位置でボールを持つシーンをなかなか生み出せなかった。ヴェルディは広島と異なる4ー4ー2の縦にコンパクトな形を取りながら左右のサイドバックが浦和のウイングをマークするという広島と異なる守備戦術で、浦和のウイングを生かす攻撃を規制してきた。

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