先週末に開幕節を終えたJリーグの中で、J1サンフレッチェ広島のGK大迫敬介と浦和レッズのGK西川周作の新旧日本代表GKの“熱い握手”が反響を呼んでいる。
広島と浦和は、2月23日に新スタジアムのエディオンピースウイング広島(略称・Eピース)で対戦した。試合はホームの広島が2-0で快勝。古巣対戦となった西川にとっては悔しい敗戦となった一方、右手骨折からの復帰戦になった大迫はビッグセーブを披露して本拠地ファンに新スタジアム初勝利を届ける立役者の1人となった。
その開幕戦での記念すべきEピース勝利の様子を、クラブは『INSIDE SANFRECCE』として試合前のロッカールームから試合後のミックスゾーンまでの舞台裏を、33分20秒の動画にまとめて公開した。
その中で、大迫と西川が同じ画面に登場した。試合後のインタビューに答えている最中に、スーツ姿の西川がカメラの前に現れると、敗戦の悔しさを抱えながらも「(シュートを)止めすぎだよ」と大迫を褒め称える。そしてガッチリと硬い握手を交わしながら「素晴らしいよ」「これからも頑張れ」とエールを送った。
大迫にとって西川はトップチーム昇格前から憧れの存在だった。その元広島の先輩に対して、大迫は「ありがとうございます!」「いつも見習っています」と頭を下げていた。