■空港駅の使用料を「タダにする」裏ワザ
つまり、ADカードによって無料になるのは鉄道運賃の部分であって、空港駅の利用料は無料ではなかったのです。つまり、到着時に支払った17.80豪ドルというのは、運賃(4.80豪ドル)と空港駅利用料(13豪ドル)の合計金額だったというわけです。
これは、かなり高額な出費です。市内なら無料の鉄道に乗って、たまたま下車駅が空港だったからといって1000円も取られるのは、悔しいではありませんか。
そこで、帰国のために空港に行くときは、市内バスを利用することにしました。バスの場合は空港で下車しても、別に料金を取られるわけではないからです。しかし、調べてみると、市内からは空港バス(もちろん有料)以外に空港に向かう市内バスはないようでした。
だが、ここで諦めては「放浪家」ではありません。
まず、鉄道で空港を通り過ぎて、さらに南にある「バンクシア」という小さな駅に向かったのです。その駅前の通りを、空港行きの市内バス「420番」が通るのです。
寂れた田舎駅のドラッグストア前のバス停で20分くらい待っていたら、ようやく「420番」がやって来ました。シドニー空港を通過して「マスコット駅」という停留所に向かうバスでした。そして、すぐに空港に到着。ドライバーにADカードを見せて、無事に無料で空港に到着することができたというわけです。
これからオーストラリアに向かう皆様、時間に余裕がある場合にはぜひご参考になさってください。