現地時間の2月25日、リバプールがタイトルを獲得した。その栄誉ある試合のピッチに立ったサッカー日本代表MF遠藤航のプレーが話題になっている。
この日、ウェンブリー・スタジアムで行われたのは、カラバオカップの決勝戦。2季ぶりとなるこのタイトル獲得を懸けて、チェルシーと激突した。
結果から言うと、この試合の決勝ゴールは延長後半に生まれたもので、オランダ代表DFファン・ダイクがゴールネットを揺らしたことで、激戦に終止符を打った。互いに熱い戦いを繰り広げながら、どちらも得点を許さなかった。
4-3-3のアンカーとして先発した遠藤も、この試合で攻撃的なプレーを見せた。それは後半立ち上がりのプレーで、キックオフからの流れでチェルシーGKが蹴ったボールをリバプールの最終ラインがはね返す。それを回収した遠藤はターンをして前を向くと、左のスペースで抜け出そうとしていたルイス・ディアスを見つける。
そこに、低めのボールを届けようとするのだが、それは、チェルシーの選手と選手の間を通さなければいけないもの。簡単ではないそのコースに、遠藤はしっかりと通して見せる。ミドルパスを受け取ったディアスはその後、ドリブルを開始。深い位置から折り返そうとするが、これははね返される。得点には結びつかなかったものの、遠藤がその高いパス能力を見せた場面だった。