【神戸にJ1の洗礼を受けた磐田。大卒ルーキー・植村洋斗が開幕先発で感じたこと(1)】横内監督が「本来そのポジションじゃないかもしれませんけど…」と語る中で先発した理由の画像
ジュビロ磐田の横内昭展監督 撮影:中地拓也

”昇格組”のジュビロ磐田はヤマハスタジアムにヴィッセル神戸を迎えたが、厳しい現実を突き付けられる0−2の敗戦となった。右サイドバックでスタメン出場した大卒ルーキーの植村洋斗にとっては記念すべきデビュー戦だったが、ピッチ上で感じることは多かっただろう。

「やっとスタートラインに立てたなって。出て自分の価値を証明していかないといけないので、出て何ができるかに尽きると思います」

 そう振り返る植村。横内昭展監督はボランチが本職である彼を右サイドバックでスタメン起用した理由について「キャンプ前から、もうギラギラした感じでトレーニングに出てくれて、本来そのポジションじゃないかもしれませんけど、チームのため、試合に出るために、とにかくトライする姿勢をずっと見せ続けた」と明かした。

 その上で「今日のゲームで彼自身、本当に感じたことはたくさんあると思う」と語り、ここからの成長に期待を寄せる。鹿児島キャンプでは同じ新加入の川﨑一輝が怪我で出遅れる状況で、主に右サイドバックを担いながら、松原后が全体練習に復帰して間もない時期には左サイドバックでもテストされたことも。ボランチは現在の磐田で最も戦力が充実したポジションでもある。

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