J1川崎、湘南戦の幻の3点目に表れたチーム内の信頼感――脇坂泰斗は橘田健人から「来ると思ってました」と話し、その橘田は「アキさんが持ってた時点で…」と家長昭博を信じの画像
湘南ベルマーレ戦の79分の場面でシュートを放つ川崎フロンターレの脇坂泰斗 撮影:中地拓也

 川崎フロンターレがJ1開幕戦となる湘南ベルマーレ戦で逆転勝利した。2月24日にアウェイで行われた試合は前半7分に池田昌生に先制点を奪われる展開に。直前のACL第2戦・山東戦でも敗退しており心配されたが、選手たちは冷静だったという。

「しっかり自分たちのサッカーをすれば点は取れると思ってた。そこは冷静にやれたと思います」

 失点後の時間帯をそう振り返る橘田健人は、前半24分の脇坂泰斗の同点ゴールがチームに勢いをもたらしてくれたと話す。

「すごいゴラッソだったんですけど、チームとしてもあれでまた勢いよく行けたのかなと思います」

 自らのゴールでチームに勢いをもたらした脇坂は「もう気持ちで、そのぐらいやらないといけないので」とキャプテンとしての立場から責任感を示しつつ「まずはゴールといった形で勝利に貢献できたのは良かったんですけど。3点目のところだったりとか、自分の良さをもっと上げていければ、3点、4点取れたシーンではあると思うので。そこはやっていければなと思います」と自らに厳しかった。

  1. 1
  2. 2