川崎フロンターレは2月24日に湘南ベルマーレとのJ1開幕戦を迎える。その試合を前に、鬼木達監督がオンラインで取材に応じた。
この試合で最も重要になるのが切り替えだ。20日に等々力競技場で行われたACLラウンド16の第2戦山東戦は引き分け以上でも勝ち上がることができる状況だったが、2点差をつけて負けたことでアジアの舞台から敗退。しかも、その“決勝ゴール”は後半アディショナルタイムに受けたものだっただけに、ショックの大きい結果となったからだ。
だからこそ、指揮官は「悔しさは非常に残ります」と自身の心情を明かしながらも、選手に「悔しさをJリーグにぶつけたい。Jリーグをしっかりと戦えば違った未来がある」と呼びかけたという。
そして、「選手にはうまくいくときもいかないときも、乗り越えていかなければいけない。勝ちながら成長したいという気持ちがありますけど、大きいショックから学ぶことは多くあるので、これをどれだけパワーに変えられるか。苦しいこともありますが、這い上がっていきたい」とも話したという。
ショックは大きいが、ここまでの戦績は2勝1敗と勝ち越している。新加入選手もその特徴をピッチで表現するなど、プラスの要素も多い。鬼木監督はその面にも目を向けており、「キャンプから見ていて(選手個々の)成長もある。この3試合でポジティブなプラスの材料もいっぱい見つけていますのでそこを前面に出しながら、基準を高くやっていけばいいものを見せていける」と、今後の躍進を期す。