現地時間2月18日、ドイツ1部ブンデスリーガの第22節が行われ、ボーフム所属のサッカー日本代表FW浅野拓磨の“ノイアー撃破”の強烈な一撃が話題になっている。
試合前の時点で15位のボーフムが、リーグ11連覇中で現在2位のバイエルン・ミュンヘンをホームに迎えた一戦。前半14分に先制を許したボーフムだったが、同38分に浅野がチームを勇気付ける。
味方が自陣でのプレスでボールを奪ってからのカウンター攻撃。浅野は一度ボールを叩いて右サイドのペースに駆け上がると、アントニー・ルシアからのパスに抜け出すことに成功した。ボールを受けた時点ではまだゴールから距離があり、左斜め前と左後方から相手DFが迫って来ていたが、浅野はファーストタッチでペナルティエリア内に侵入すると、そのままの勢いで右45度の位置から右足を一閃。鋭い矢のようなシュートで、逆サイドネットに突き刺した。
ゴールマウスを守るドイツ代表の名手マヌエル・ノイアーの伸ばした手の先を通り抜ける“ここしかないコース”での浅野ゴールで同点に追い付いたボーフムは、その後に王者と堂々の打ち合いを制し、3-2で勝利した。一方のバイエルンは公式戦3連敗で、無敗で首位を快走するレバークーゼンとの勝点差が8に広がる痛恨の黒星となった。