AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のラウンド16第1戦が2月13日に行われ、J1川崎フロンターレは3−2で敵地での山東泰山(中国)戦に勝利した。その決勝点となった家長昭博の“鮮やかボレー弾”が称賛を集めている。
グループリーグを5勝1分と無敗で首位突破した川崎。冬の移籍期間で多くの選手が入れ替わり、この試合が新体制で迎えた2024年の初公式戦となった。相手はグループリーグで4勝2敗の2位突破だった山東泰山。川崎は前半のうちに新加入FWエリソンのPKとマルシーニョのゴールで2点をリードしたが、後半22分に失点して1点差に追い上げられる展開となった。
ここで頼れる男が、錆び付かない技術と嗅覚、勝負強さを見せた。
後半34分、GKチョン・ソンリョンが前線へパントキックを蹴り上げると、途中出場でエリソンに代わって1トップに入っていた山田新が、相手DFに競り勝ってヘディングで中央へ。このボールに素早く反応した家長が、胸トラップでボールを前に運ぶと、そこからスピードに乗って相手DFの前に入り込む。そしてバウンドした浮き球に対してボックス内から左足ボレー。鮮やかなシュートをゴールに叩き込んだ。