■横内監督も驚く強化部の発掘力
「うちの強化のスタッフはいろんなところの試合を観てるので。そこに関しても話をしながら、僕のやろうとするスタイルに合ってるかどうか。それはJ3だろうがJFLだろうが、どこのカテゴリー関係なく、そのポテンシャルを持った選手は常に発掘しようとしてくれてる」
そう感心する横内監督だが、年齢やプレーしていた場所に関係なく、磐田の環境でさらに成長するポテンシャル、そして何より意欲のある選手をリクエストしているようだ。川島に関しても、年齢が40歳であっても「年齢とか関係なく、本当に自分が少しでも上手くなりたいということに、貪欲に取り組みますし、そこに関しては一切衰えてない」と横内監督は強調する。
新体制発表の翌日にあった今年最初の練習後に、横内監督は「本当にまっさらな状態ですね、今のところ」と笑顔で語っていたが、そこから2週間経って、鹿児島キャンプで改めて同じ質問をしても「本当に選手の構成というか、そういうところは本当にまっさらと言えばまっさらなところはあります。やっぱり、やればやるほど新しい発見があるので。まあ、嬉しい驚きというか、発見というか」と返ってきた。
それは新加入の選手たちについてもそうだが、横内監督が良い意味で驚いているのが既存の選手たちの意識の変化であると言う。
(取材・文/河治良幸)
(後編へ続く)