■三笘の存在の大きさ

 ちょっと、嫌な展開になった。

 68分、三笘薫南野拓実とともにピッチに入った。

 グループリーグではスタンドに座っていた三笘薫がついにピッチに帰ってきた。

 三笘薫の存在は大きい。

 自由にボールを操ることができる。

 左から容易にペナルティエリア内までドリブルで進むことができる。

 そんな三笘を見ていると、72分、右から上田綺世が切れ込んで3点目を挙げた。

 これで、やっとホッとできた。

 帰りのバスに乗ると、先ほどのバーレーンの女性記者が「コングラチュレーション」と笑顔で近寄ってきた。

 彼女はアラビア語の文字が入った、私が映っているスマホの画面を見せてくれた。

 夜、メディアセンターのテレビでイランvsシリアを見た。

 日本の相手が決まる試合だ。

 1-1から延長とかなりの消耗戦になった。

 ペナルティ・シュート・アウトの末、8強対決の日本の相手はイランになった。

 試合は2月3日の午後、エデュケーション・シティ・スタジアムで行われる。

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