「桜木花道みたいなポジショニング」デュッセルドルフMF田中碧の「リベンジゴール」にファン興奮!「相変わらず、なぜそこに」と驚きの声の画像
ドイツ杯でゴールを決めた田中碧 撮影/渡辺航滋(Sony α1使用)

 ドイツ2部のフォルトゥナ・デュッセルドルフでプレーするサッカー日本代表MF田中碧が、チームをドイツ杯ベスト4へ導くゴールを決めた。その“リベンジゴール”に、ファンが興奮の声を上げている。

 デュッセルドルフは現地時間1月30日、ザンクト・パウリとドイツ杯準々決勝を戦った。両チームは3日前にもリーグ戦で対戦しており、首位のザンクト・パウリが2-1で勝利していた。いわば、デュッセルドルフにとっては、「リベンジ」を懸けた一戦でもあった。

 リーグ戦での対決でもフル出場していた田中は、連戦となるこの試合でも先発。チームは前半38分にPKで先制しており、幸先良いスタートを切っていた。

 だが、田中とデュッセルドルフに逆風が吹く。後半に入り、ゴール前で守備をしていた田中が相手選手を倒したと判定され、PKを奪われてしまったのだ。このキックが決まり、後半15分で試合は振り出しに戻った。

 だが、田中の気持ちは折れなかった。1-1で突入した延長戦の前半、大きな仕事を成し遂げたのだ。

 味方が打ったミドルシュートはザンクト・パウリGKに弾かれたが、そこには田中がいた。滑り込みながら押し込み、勝ち越しのゴールネットを揺らした。

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