2月7日、ヴィッセル神戸はインテル・マイアミと対戦。世界のスター選手を相手にしたJ1王者のプレーが改めて注目されている。
アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、サッカー元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツ、同DFジョルディ・アルバ、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスらかつてのバルセロナの主力選手を擁するマイアミ。そんなスター軍団との試合で、神戸は大迫勇也、山口蛍、酒井高徳ら昨季の主力選手が先発した。
その中で注目を集めた一人が、佐々木大樹だった。1999年生まれで現在24歳の佐々木は、昨季、大きな成長を遂げた選手。J1・33試合に出場して7得点を挙げ、チームの初優勝に貢献していた。
そんな佐々木はこの試合にも先発。左サイドで存在感を放った。特にその良さと進化を見せたのが前半の攻撃の場面で、GKからのミドルパスを、左SB酒井高徳が頭で前方にそらす。それをハーフウェーライン上にいた佐々木大樹が収めようとするが、相手選手がしっかりとマーク。自由にはさせてもらえない。
それでも負けずにキープして前を向くと、左の高い位置へとスルーパス。これに反応したのが酒井で、中に折り返して大迫勇也のシュートを導く。これは惜しくも外れたものの、佐々木の強フィジカルがチームにチャンスをもたらした場面だった。