■「今まで通りアクションを起こしてゲームを進めていきたい」

 それでも試合はやってくる。相手はイランで、勝者がベスト4へと進む。「FIFAランクでは(アジアで)僕らの次の順位なので、間違いなく非常に強い相手」と警戒する遠藤は、「イラン戦の準備を昨日今日でしっかりやってるので、自分たちから、今まで通りアクションを起こしてゲームを進めていきたい」と話す。

 遠藤は試合の入り方が重要だと説き、「0-0だったり0-1のゲーム展開になったとしても、焦れずにやり続ければチャンスはおのずとやってくると思う」とあらゆる状況を想定する。そして、「90分、120分と時間が経つにつれて、自分たちのアドバンテージは大きくなってくると」と、ラウンド16でPK戦にまでもつれ込んだ相手の状況も頭に入れている。

 ここまでのアジアカップでどの国もそうであるように、想定通りにはいかない。それだけに、さまざまな試合展開を見据え、勝利を掴む覚悟だ。

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