■気になるポジション

――グループステージを経て、もっと見たい選手、楽しみな選手はいますか。

後藤「インドネシア戦の毎熊はすごかったよね」

大住「すごく良かった」

後藤「その流れでもうちょっと使い込んで、このチームにフィットさせたほうがいいんじゃないかな」

大住「毎熊は左サイドはできないの? なんだか、左サイドが重いんだよね。伊藤洋輝はロングパスが良いし、中山雄太も頑張る選手だけど、やはり左サイドが…。韓国の両サイドバックは本当に攻撃的で、2人ともウィングが中に入ると自動的に上がっていって、サイドチェンジの正確なパスを出したりしている。右と左でタイプが違って構わないんだけど、どうも日本は左サイドが重い感じがするんだよ。ずっと課題と言われてきた左サイドバックとCFは、日本が圧倒的な優勝候補と言われるには弱いかな、という感じがする。韓国もCFがちょっと弱いけど。イランのサルダル・アズムンとメフディ・タレミの2トップの強烈さっていったら、すごいもんね」

後藤「今のメンバーなら1トップは上田綺世がベストなのは間違いない。今大会の軸は、上田しかいないでしょう」

大住「攻撃ではもちろんだけど、セットプレーの守備でも上田はやはり欲しいんだと思うよね。浅野拓磨も良いとは思うけど、ここまでのプレー時間は短かったね」

後藤「今だと、上田を軸に、浅野を交代で出すという形になるでしょ。ゲームをつくるためにはボールが収まるCFがいた方がいいし。細谷真大は、まだ早かったかな。オリンピックが終わってから、という感じ」

(5)へ続く
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