プレミアリーグのマンチェスター・シティが、中国などの旧正月を前に干支にちなんだユニフォームを発表した。その「辰年ユニフォーム」に、世界が震撼した。
中国の景気には、世界中が関心を寄せている。不動産ビジネスのバブル崩壊への懸念などが広がっているが、それだけ世界に及ぼす影響が大きいということだ。
巨大な人口を抱え、スポーツ熱も高い。しかもプレミアリーグの人気が圧倒的とあっては、イングランドのクラブとしても看過できない。
そうした背景もあり、プレミアリーグのクラブでは中国でのビジネスを意識して、旧正月に合わせて特別ユニフォームを発表するクラブがある。世界的な人気を誇るマンチェスター・シティも、そのひとつだ。
中国のシーズンにとって大きな節目になるのが、旧正月である。今年は2月10日から8連休となる予定で、帰省などの国民大移動が起こり、国中が浮き立つことになる。今年も春節に合わせて、マンチェスター・シティが1月18日、干支にちなんだユニフォームを発表した。
マンCのユニフォームと言えばスカイブルーが定番で、今季の2ndユニフォームは白をベースにエンジがあしらわれているが、辰年ユニフォームは同じ白地とはいえ、独特の色味になっている。
クラブのSNSなどで発表された動画や写真によると、白ではあるが、角度や光の当たり具合によっては、グレーや薄い青にも見えてくる。鱗まで見える龍の体がうっすらとデザインされていることも、影響しているだろう。
やはり龍にはこだわっているようで、背中の名前のプリントの上には、龍が絡みついたクラブエンブレムがデザインされている。このエンブレムは、合わせて発表されたジャケットやTシャツに大々的にあしらわれており、存在感を示している。