アジアカップ初戦では毎回のように苦戦を強いられてきた日本代表。「2023年にドイツやトルコ、チュニジアといった強豪国を次々と撃破してきた今の森保ジャパンなら大丈夫だろう」と誰もが楽観視していたが、14日の今大会初戦・ベトナム戦ではまたも落とし穴にハマってしまった。
「僕はちょっとベンチで見てて、ビックリじゃないけど、すごい圧倒された感じがありました」と控えにいた久保建英(レアル・ソシエダ)さえも想定外の展開に陥り、日本は前半33分の段階で1-2のビハインドを背負うことになったのだ。
1-1の同点までならアクシデントと言えるが、リードを許すというのは尋常ではない。まさかの展開にチーム全体が焦燥感を覚えても不思議はなかった。
「逆転された時には、これはうまく崩して(ゴール)とかじゃなくて、個の質とかラッキーな部分で前半のうちに2-2にしとかないとアカンなという気持ちになりました」と攻撃の軸を担っていたトップ下の南野拓実(モナコ)も危機感を募らせた。