カタールで開催中のアジアカップ2023グループD第1節で、サッカー日本代表のMF中村敬斗がベトナム代表相手に決めた“スーパーゴール”への称賛が鳴り止まない中、Jリーグ時代のゴールが再び脚光を浴びている。
2000年7月28日生まれ、現在23歳の中村は、ベトナム戦が国際Aマッチ通算6試合目の出場だった。そして2−2で迎えた前半アディショナルタイム、南野拓実からのパスをペナルティーエリアの左の角で受けると、右足アウトサイドで切り返した後、左45度から鮮やかな右足ミドル弾を逆サイドネットに叩き込んだ。
この“日本代表史上最高レベルの美しさ”を持つスーパーゴールが生まれた試合直後、Jリーグの公式エックス(旧ツイッター)が「アジアカップで見せたゴラッソと同じ得意の角度 中村敬斗選手のJリーグ時代のゴールをお届け」として、中村のガンバ大阪時代のゴール映像を公開した。
そのゴールは、2019年4月24日のルヴァン杯・ジュビロ磐田戦での後半アディショナルタイムに決めたもの。黒川圭介からのパスを左サイドのタッチライン際で受けた当時18歳の中村が、ファーストタッチで一気に縦に突破。そのままペナルティーエリアに侵入すると、戻ってきた相手DFを右足アウトでの切り返しでかわし、鋭い右足シュートをサイドネットに叩き込んでいる。