関東リーグ1部に所属する南葛SCが2024年の初練習を実施。風間八宏新監督の“初指導”の様子が動画で公開され、注目を集めている。
現役時代にドイツでのプレー経験を持つ風間氏は、引退後に桐蔭横浜大、筑波大での指導を経て、川崎フロンターレで5年、名古屋グランパスで3年の計8年に渡ってJリーグの監督を務めた。さらにセレッソ大阪のアカデミー技術委員長も務め、特に「育成」面で手腕を発揮して成果を出した。その中で『止める』『蹴る』を追求した“風間メソッド”は非常に高い注目を集め、自身の書籍なども通じて指導者界隈にも広く浸透している。
その風間監督の南葛SCでの“初練習”の様子を、クラブの公式エックス(旧ツイッター)が公開した。その動画内で、風間監督は「ボールの持ち方」「ボールの受け方」「体の向きの作り方」を指導。実演を交えながら「(ボールを)持っている人は何本線を引けるか」「受ける方は必ず自分の線を作る」などの言葉をかけている。
このグラウンドでの練習前には、ミーティングで『止める』『蹴る』を再定義した映像をチーム全員で見て意識統一を図ったとのことで、選手たちも熱心に風間新監督の言葉に耳を傾けている。