1月23日に公開された、能登地震の被災地を写した“1枚の写真”が大きな反響を呼んでいる。
1月1日という新たな1年を迎えた日に石川県能登地方を襲った強大な地震は、いまだに被害を拡大している。大きな揺れと津波による被害はいまだ復旧できず、安否不明者の捜索活動も続いている。さらに、その後の余震や寒波の襲来もあって、依然として多くの人が苦しんでいる状況だ。
そうした中で、「日本財団HEROs【公式】」の公式エックス(旧ツイッター)が23日に一つの投稿をした。それは、<防寒着を七尾の避難所にお届けしました>と綴られたもの。「警報級の大雪が心配される被災地。七尾の避難所からのSOSを受け、防寒着として川崎フロンターレさんからダウンコート50着を支援いただき、お届けしてきました。スポーツでつながる支援の輪、広がってます」と説明があるように、J1川崎フロンターレが被災地にベンチコートを支援したようだ。
一緒に投稿された1枚の写真には、それを着用した女性の姿が写し出されている。物資に囲まれた女性の肩から膝までを覆うそのベンチコートは温かそうで、その表情もどこか和らいでいるように見える。胸にはもちろん、フロンターレのエンブレムが輝いている。