■「影響力の非常に大きな選手」
鬼木監督は、「お分かりのように影響力の非常に大きな選手なので」と話し、「デジッチへの影響に関してですね(笑)」と、ともすれば重くなる内容にあえて笑いも混ぜながら、言葉を続ける。
「プロサッカーチームだけじゃなくて、どの会社もそうだと思うんですけど、誰かが抜けたら誰かが必ず出てくるようになってると思います。もしかしたら、ノボリの盛り上げるところも含めてその存在にみんなが頼り切っていたかもしれないですし、でもその分、違う人たちが逆にそれをチャンスになるかもしれないんですよ」
J1リーグで指揮を執るのが8年目になる鬼木監督はプロの世界の厳しさと、そして、台頭するであろう新たな存在への期待を、言葉に乗せた。
そして、昨今の置かれている日本のプロサッカーチームの状況への適応の必要性を感じている。
「長く在籍した選手だけではなくて、若い選手も高卒1年目でも“世界の目”が向けられてますし、そういう意味で“変化”は早いので、そこは自分ら現場もそうですし、どのクラブもそうだと思いますけど、そういうものに対応していかなきゃいけない」