オランダ1部のNECナイメヘンに所属するMF佐野航大が、現地1月5日に行われたトレーニングマッチで1得点1アシストと活躍を見せ、ファンを喜ばせた。
佐野は現在20歳。米子北高校で1年生時から背番号10を背負って活躍して2022年にJ2ファジアーノ岡山に加入すると、高卒1年目から主力として活躍し、U−20W杯出場後の昨年8月にオランダへと渡った。労働許可証の問題で出場できない時期が続き、9月16日のPSV戦でのデビュー以降もベンチを温める日々が続き、今季ここまでカップ戦2試合にスタメン出場も、リーグ戦では途中出場のみの6試合にとどまっていた。
その流れの中で迎えたウインターブレイクのトレーニングマッチは、佐野にとってはアピールする絶好の機会だった。この日、田中碧ら日本人も所属するドイツ2部のデュッセルドルフを相手にスタメン出場すると、前半23分に左サイドで巧みなターンで前を向いてドリブルで持ち上がり、前線のマグヌス・マットソンへ右アウトサイドで回転をかけた巧みなパスを送って先制点をアシスト。さらに前半32分、相手GKへのプレッシングでボール奪取に成功した小川航基から、ラース・オルデン・ラルセンが中央へグラウンダーのクロスを送ると、そこに走り込んで右足でゴールに押し込んだ。