現地時間12月30日に行われたスコティッシュ・プレミアリーグの第21節で、セルティックがレンジャーズとの「オールドファーム」を2−1で制した。決勝点となったFW古橋亨梧の“弾丸ミドル弾”への賛辞が鳴り止まないが、同時にFW前田大然の“圧巻プレス”も大きな話題となっている。
6万人収容のセルティック・パークでのダービーマッチ。大観衆が埋め尽くした中、ホームのセルティックが前半25分にパウロ・ベルナルドの先制点を奪うと、後半2分に古橋が追加点を奪った。その中で前田は4−3−3の右ウイングでスタメン出場すると、序盤から自慢の快足でピッチを動き回り、前線からの“鬼プレス”で相手にプレッシャーをかけ続け、攻撃方向を限定しながらレンジャーズのビルドアップを機能不全に陥らせた。
後半26分には、センターサークル付近で横パスを受けた相手センターバックに猛然とプレッシングを仕掛けてミスを誘うと、ボールを奪った古橋からのパスにすぐさま裏へ抜け出す。たまらず前田を後方から掴み倒したDFレオン・バログンが一発退場となった。
前田のスピードによって数的有利に立ったセルティックは、後半43分に1点を返されたが、余裕を持った状態での逃げ切り勝ち。前田は後半38分までプレーし、得点、アシストこそなかったが、誰の目から見てもこの日の“功労者”であることは明らかだった。