12月28日に千葉市内で行われたサッカー日本代表の練習。1月1日のタイ代表戦に向けた活動の初日だが、早くも7対7+フリーマンでのゲーム形式の練習が行われた。
そのビブスなし組の3バックの左に入ったのが三浦颯太だった。ヴァンフォーレ甲府では左サイドバックとしてプレーし、川崎フロンターレへの移籍がすでに発表されている。ACLで見せたその攻撃力が高く評価されているが、その一端を、この練習でも見せた。
その一つが、左サイドを突破してクロスを供給した場面だった。ゴール前を冷静に見たうえで、ニアで引っかからずにファーの味方にしっかりと合わせたもの。山なりのボールだが、回転をかけて落としたものだ。この練習後に口にした手応えは、けっして強がりなどではなかった。
そのゲーム形式の練習が終わると、森保一監督が小走りで三浦の元に寄って話す場面があった。さらに全体練習後にも、森保監督と時間をかけて話し込んでいた。それについて三浦自身に練習後に尋ねると、「ACLで個で剥がすところとか、J2の試合も何試合か見てもらって、“その個はしっかり出して欲しい”っていうところ」と、まずは評価された部分の説明を受けたという。そのうえで、「守備の部分で細かい部分ですけど、今日の試合(=この日のゲーム形式の練習)でもやっぱり課題がいくつか出たんで、その話をしました」ともいう。