現地時間の12月30日、スコティッシュ・プレミアリーグの第21節が行われ、セルティックはレンジャーズをホームに迎えてのダービーマッチを戦った。
古橋亨梧、前田大然、旗手怜央ら日本人選手を多く擁するセルティックが挑んだのは、世界屈指の熱さを持つダービーマッチ、「オールドファームダービー」だ。グラスゴーに本拠地を置くスコットランドリーグの2大クラブが激突するもので、試合数はこれまで400を軽く超える。その一戦に、古橋と前田が先発出場した。
そして、セルティックが1点リードした場面で古橋は追加点を挙げた。そのゴールが大反響のものとなっている。
それは後半2分のこと。味方選手が相手陣内でボールをキープしながら前を向くと、ペナルティアーク手前にいた古橋へとパスを出す。ボールを受けて前を向いた古橋の前には相手DFが2人。ゴール前への侵入を拒むように立ちふさがる。
しかし、古橋にとってその“壁”は無意味だった。フェイントを入れて左足に持ち替えると、ペナルティアーク内でその左足を一閃。聞き足が右の古橋にとって逆足だったが、放たれたボールはゴール右隅へと突き進む。まるで弾丸かのような一撃は、ゴールネットを豪快に揺らしたのだ。