■対戦相手以上の“敵”
ジャーナリストの河治良幸氏に、以下のタイトルでJリーグの過密日程について本誌に記事を書いてもらったところ、大きな反響があった。
【”アジア王者”浦和レッズを襲ったJリーグの日程問題は”対岸の火事”ではない(1)】アジア王者になった4日後にその試合は来た……プレミアリーグと同レベルの過密さ
【アジア王者・浦和レッズを襲ったJリーグの日程問題は”対岸の火事”ではない(2)】天皇杯王者・川崎がプレミアのCL出場チームを超える試合数に…2月に迎える最大の難関
ここにもあるように、川崎は来季、プレミアリーグのチャンピオンズリーグ出場チームも真っ青の日程に挑むことになる。さらに、Jリーグ開幕前のまだピーキングできていない段階で、「2月13日(火)か14日(水)のアウェイでのACLラウンド16」→「2月17日(土)のFUJIFILMスーパー杯」→「2月20日(火)か21日(水)のホームでのACLラウンド16」を戦わなければいけない。
来季、川崎はACLの制覇とリーグ奪還を狙う。しかし、そのハードルはかなり高いと言わざるを得ない。対戦相手以上に日程が大きな“敵”となり、そして、表には見えないコンディション調整が“敵”となるからだ。
それでもACLとリーグの2冠は期待したい。その笑顔を、カメラに収めたい。
(取材・文/中地拓也)