ドイツ2部でプレーする元サッカー日本代表FWが、クラブのSNSでサンタ姿を披露した。初の海外挑戦を楽しむ気持ちがにじみ出る姿に、日本のファンも喜びの声を上げている。
現在、ドイツでは多くの日本人選手がプレーしている。今シーズンからは、昨年のカタール・ワールドカップのメンバーにもなったサッカー日本代表FW町野修斗が、新たに参戦している。
選んだのは、ホルシュタイン・キール。100年以上の歴史を誇るクラブだ。
両者には、「挑戦者」というスタンスが共通する。町野は横浜F・マリノスでプロキャリアを歩み始めたものの、強豪クラブでの出場は叶わないままギラヴァンツ北九州へと期限付き移籍。翌2020年に完全移籍であらためてJ3から再スタートを切り、J2昇格、さらに湘南ベルマーレでのJ1デビューを勝ち取った。
豊かな歴史を誇るキールだが、ブンデスリーガが現行の体制になってから、1部リーグを戦ったことはない。W杯メンバーに選ばれながら出場ならなかった町野を迎え、悲願を果たそうとしている。
初の海外移籍を果たした町野は、2部リーグ開幕戦からスタメン出場を果たした。第4節までに2点を奪ったが、その後はゴールから遠ざかっている。
しかし、12月10日のフォルトゥナ・デュッセルドルフ戦でスタメンに返り咲き、続くハノーファー戦でも先発。ゴールはなかったがフル出場し、3-0の勝利に貢献した。
そのハノーファー戦が、2部リーグ前半戦の最終戦だった。気持ち良くウィンターブレイクに入れる町野は、クラブのSNSでも大サービス。サンタクロースの帽子をかぶって、笑顔で写真に収まった。